「
京成杯AH・G3」(11日、中山)
充実期を迎えた
ダンスアミーガが、9度目の重賞チャレンジに向かう。
中京記念、
関屋記念はともに低評価ながら4着と奮闘。気配は引き続き良好だ。サマーマイルシリーズでは現在6ポイントで4位。重賞初V&シリーズ制覇に向けて期待が高まる。
中京記念は16番人気で4着、
関屋記念は14番人気で4着。いずれも低評価を覆して掲示板入りしてみせた
ダンスアミーガが、休み明け3戦目となるこの舞台で重賞初制覇をもくろんでいる。
「今が充実期だね。馬体はパンパンではち切れんばかり。2走前の
中京記念では少し立派過ぎるかなあ、と感じていたほどの体なんだけど、この方がこの馬には合っているみたい。休み前とは雰囲気からして違う」と中竹師は5歳の秋を迎えて、円熟味を増した姿に目を細める。
大敗が続いた時期もあったが、重賞での連続4着によって、陣営のトーンは確実に上がっている。「自分のリズムを守って、じっくりと競馬をして脚を伸ばす。うん、前走のような形がこの馬にはいいんだろうね」と師はうなずいた。
現在、サマーマイルシリーズのポイントは6ポイントで4位。10ポイントでトップに立つ
ガリバルディ、
ヤングマンパワーの姿はなく、勝てばシリーズ制覇が決まる。「53キロのハンデは考えていた通りだよ。中山も実績(
ターコイズS2着)があるから心配はしていない。休み明け2走目よりも、3走目の方が一番良くなるタイプだと思っているから」と指揮官。もう善戦では終わらせない。勝利をはっきりと意識して、9度目の重賞に挑む。
提供:デイリースポーツ