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【セントウルS】ビッグアーサー 文句なし桁違いのスピード!仕上がり万全

デイリースポーツ
  • 2016年09月08日(木) 06時00分
セントウルS・G2」(11日、阪神)

 始動戦から仕上がりは万全だ。ビッグアーサーは7日、栗東坂路で単走。序盤は抑え気味に入ったが、仕掛けられると機敏に反応。3F目に刻んだ11秒3は、この日の全馬がマークしたラップで最速。4F51秒9と文句なしの動きで好調をアピールした。スノードラゴンも美浦坂路の併せ馬できっちり併入し、気配上々。ダンスディレクターは栗東坂路で併せ馬。1馬身半先着を決めた。

 桁違いのスピードだった。高松宮記念の覇者ビッグアーサーの最終リハは、栗東坂路で単走。序盤は首を上げて行きたがるのをなだめるほどで、1F目を14秒9、2F目を13秒5で通過。そこから一気にギアをトップに上げ、鋭い脚さばきで刻んだ3F目の11秒3は、この日の同坂路全調教馬のラップで最速だ。ラストは左ステッキ3発に応え、4F51秒9-37秒0-12秒2でフィニッシュした。

 騎乗した仲田助手は「いいですね。指示は末一杯。いつも追い切りは動く馬ですしね。(序盤から)行かせると、とんでもない時計が出てしまう。先週、しっかりとできていますから」と声を弾ませる。「頭を振っていましたが、そこまでエキサイトはしていません。落ち着いています。(勝った)高松宮記念の前と遜色はないですよ」と仕上がりに太鼓判を押す。

 2週前に担当の犬山助手、1週前に所属騎手の大下(今回は同騎手が小倉滞在中だったため藤懸)、当週は仲田助手で追い切るのが、この馬の“黄金パターン”だ。最後の調整を託された仕上げ人は「使うと気合が乗る馬で、今回はリフレッシュ効果を感じる。コントロールも利いて競馬でちょうどいいはず。6日に量って526キロ(前走時は520キロ)。今回も一緒くらいだと思います」と表情は明るい。

 本番で陣営からのバトンを受け取る福永は「競馬に行って乗りやすいし、どんな競馬でもできる強みがある。競馬で大崩れするタイプじゃない。開幕週も、(斤量)58キロも問題ないよ」とキッパリ。大目標のスプリンターズSに向け、初戦からエンジン全開でG1馬の貫禄を見せつける。

提供:デイリースポーツ

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