「
セントウルS・G2」(11日、阪神)
7日、午前5時過ぎの美浦坂路。まだ全体的に暗さの残る中、真っ白な馬体の
スノードラゴンが軽快なフットワークで駆け上がった。
同じ芦毛の僚馬
ホワイトフーガ(4歳オープン)を4馬身追走。一杯に追われる相手に残り1Fで楽々と内から馬体を合わせると、そのままの態勢で
フィニッシュラインを通過した。
4F52秒7-38秒8-12秒3の時計に、高木師は「ここ2週続けて(4F)51秒台でしっかりと追ってあるからね。仕上がりはいいですよ」とうなずいた。前走の
CBC賞6着後は放牧でリフレッシュ。帰厩後はここでの復帰を目標に順調に乗り込まれてきた。
一昨年の
スプリンターズSの覇者も既に8歳の秋を迎えた。「8歳でもカイバはしっかり食べているし、元気いっぱいですよ」と目を細める。追い込み一手で前走同様、開幕週の馬場が気になるが、「課題のゲートも良くなっているし、ある程度の位置で流れに乗れれば」。G1馬の底力に期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ