クリソライトが韓国G1・コリアCの初代王者に輝いた。調教など、日本との違いに戸惑いもあったようで、音無師は「運動場(うんどうば)がないしね。(コースに)先乗りはするんだけど、1時間もいられないから」と説明していた。
日本ならば厩舎地区周辺には砂が敷かれ、クッションの利いたところで、引き運動や乗り運動が可能。準備運動やクールダウンもしっかりとできるのだが、韓国ではコースの開放時間も限られており、調教には随分と頭を悩ませたのだという。
一方、日本より優れた点も。「パドックや検量室、装鞍所がくっついているのがいい。ゲート
ボーイもいるしね。来年も招待されたらぜひ行きたい」と連覇に意欲を示した。国際レースを実施するなど、将来のパート1国入りを目指す韓国競馬。海外から優秀な種牡馬や繁殖牝馬を積極的に導入し、生産馬のレベルは格段に向上している。今後も、その発展に注目していきたい。(デイリースポーツ・大西修平)
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