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ユタカが新たな金字塔打ち立てる!前人未到の4000勝に到達!

デイリースポーツ
  • 2016年09月19日(月) 06時00分
 デビュー30年目のメモリアルイヤーに、名手が新たな金字塔を競馬史に打ち立てた。武豊騎手(47)=栗東・フリー=が、18日の阪神4Rをメイショウヤクシマで勝利し、JRA通算勝利数、JRA所属馬による地方、海外勝利数の合計が4000勝に到達。3日にリーチをかけてから33戦目での“難産”となったが、続く5、7Rを勝ち、さらに勝利数を上積みした。今週の菊花賞トライアル・神戸新聞杯ではエアスピネルで参戦。その手綱さばきが注目される。

 難産の末に、名手が勝利数を大台に乗せた。今回のメモリアルVの内訳は、JRA通算3835勝、JRA所属馬による地方154勝、海外11勝。87年3月1日にデビュー、翌週の7日に阪神3R(ダイナビショップ)で初勝利を決めてから、通算勝利数がJRAジョッキー初となる4000勝に到達した。

 待ちに待った瞬間が訪れたのは3番人気のメイショウヤクシマで挑んだ阪神4R。先頭でゴール板を駆け抜けた瞬間、場内には大きな拍手と歓声が響き渡った。今月3日の札幌10R(イッテツ)でリーチをかけてから実に33戦目。4開催日で未勝利と、産みの苦しみを味わっただけに、ユタカの顔には安堵(あんど)の表情が浮かぶ。

「大変長らくお待たせしました。もちろん近づいていたのは知っていましたし、札幌と小倉で達成できず、先週もできなかったので、もしかしたら(次の開催の)京都になるんじゃないかとドキドキしましたが、達成できて良かったです」

 メモリアルVの相棒となったのは、“メイショウ”の冠名で知られる松本好雄氏所有馬。8月12日に肺がんでこの世を去った父・邦彦元騎手、調教師と親交が深く、オーナーとは子どもの頃からの付き合いがあり、ユタカ自身もメイショウサムソンで制した07年天皇賞・秋をはじめ、何度もメイショウの馬でビッグレースを制覇してきた。それだけに「父の時代からずっとお世話になっているオーナーの馬で達成できたので、父も喜んでいると思います」と喜びもひとしおだ。

 呪縛から解き放たれたかのように、続く5、7Rを勝利し、JRA通算勝利数は3837勝に。「次はJRA通算での4000勝を目指したいですね」と、さらなる大記録樹立に意欲を燃やす。今年でデビュー30年目を迎えた“競馬界の顔”は、誰も踏みしめたことのない無人の野を、まだまだ突き進んでいく。

提供:デイリースポーツ

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