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【神戸新聞杯】ミッキーロケット 自慢の末脚で実績馬の壁突破だ!

デイリースポーツ
  • 2016年09月21日(水) 06時00分
神戸新聞杯・G2」(25日、阪神)

 自慢の末脚で春の既成勢力を驚かす。ミッキーロケットは夏の北海道シリーズに参戦して3戦2勝。一戦ごとに力をつけ、再び重賞戦線に駒を進めてきた。春は皐月賞に出走するも13着と完敗。久々に同世代の一線級が相手だが、使われてきた強みを生かして上位争いに食い込む。

 ひと夏越して、たくましくなってクラシック戦線に帰ってきた。ミッキーロケットが、4戦ぶりの重賞挑戦で初Vを狙う。春は1勝馬の身で、果敢にスプリングS(5着)から皐月賞(13着)に挑戦。結果が出なかっただけに、音無師は「春はクラシックを狙える使い方をしたが、ゲートを出ないことばっかり。いいジョッキーも乗せていたのに」と唇をかむ。秋の反撃にかける思いは相当に強い。

 夏は賞金加算を目的に、北海道シリーズに参戦。師が「1戦多い」と振り返るように、2走前こそ2着だが、あとの2戦はしっかりものにした。古馬にもまれ、磨きをかけた末脚。「北海道は小回り。阪神や京都になるこの秋は、馬にとって走りやすいだろう」。自慢の決め手が生きる直線の長いコースで飛躍を目指す。

 ゲート難が解消されたわけではないが、「(G1以外で)大崩れはない。ゲートを出たときは結果も出ている。距離が長いし、序盤ゆったり構えて乗れるのは悪くない」と距離延長を前向きに捉える。14日の栗東坂路で4F50秒8の自己ベストをマーク。「やり過ぎ」と苦笑いするものの、目下の充実ぶりの証明とも言えるだろう。

 厩舎の先輩・オウケンブルースリは、08年に1000万下を勝利し、神戸新聞杯3着から菊花賞を制した。「あの時は本番もレース前から力が入った。みんな別路線に行って、サトノダイヤモンドみたいな強い馬はいなかったから。今年は違う」。慎重な師のジャッジをいい意味で裏切れるか。父キングカメハメハとの親子制覇で、一気に3歳牡馬路線の勢力図を塗り替える。

提供:デイリースポーツ

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