前走
オークランドRCTを勝って、オープン入りしたばかりの
ミツバ(栗東・加用正厩舎)。今回は中1週で初重賞挑戦、
シリウスS(10月1日・阪神ダート2000m)に向けた最終追い切りを
松山弘平騎手が跨って、CWで行っている。
角馬場で十分に運動を行った後、CWの正面入口から入場。行きたがるようなところはなかったものの、いつでも走り出せるようなアイドリング状態で1、2コーナーを回っていく。6F標識を過ぎたところから、じわっとラップを速めていく形。
3コーナー手前で一気にラップが速くなって、そのスピードを維持しながら直線へ。ラスト1F標識手前で追い出されると四肢を一杯に伸ばして、抜群の伸び。時計は6F83.9〜5F67.6〜4F52.7〜3F39.4〜1F12.6秒と地味だが、勢いを感じる走りが印象的。レース間隔が詰まる点や初めての2000mなど克服すべき条件も多いが、それを差し引いても魅力を感じる。
(取材・写真:井内利彰)