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スプリンターズS・G1」(10月2日)
開門から45分後。チップが荒れてきた栗東坂路に29日、キーンランドCを制した
ブランボヌールは姿を現した。最終リハは単走。馬場の真ん中を突き進み、リズミカルに登坂。直線で手前を変えるとやや外に切れたが、最後まで脚色が鈍ることなくゴール板を通過した。
4F54秒1-39秒2-13秒1とタイムは平凡ながらも、馬場状態を考えれば及第点。夏の休養後、中竹師が何度も「体に張りが出てパンパンになっている」と話していた通り、パンプアップした馬体はひと際目を引いた。
追い切り後、指揮官は「今週は流す予定でしたが、あまりにも馬体が立派だったので、急きょしっかり追いました」と内容を説明。動きを見届けて「明らかに前走以上の状態」と力強くうなずいた。
春はマイル路線を歩んで結果を出せなかったが、距離を短縮した前走で復活V。6Fは3戦3勝と負け知らずだ。師は「やはりベストはス
プリント。充実したいい状態で臨めますし、あとはユタカ君にかけます」と名手にバトンを託した。
提供:デイリースポーツ