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中山大障害、3歳テイエムドラゴンが横綱相撲で大楽勝

  • 2005年12月24日(土) 14時50分
 24日、中山競馬場で行われた中山大障害(JGI、芝4100m)は、白浜雄造騎手騎乗の2番人気テイエムドラゴン(牡3、栗東・小島貞博厩舎)が道中は中団より後方を追走、ペースアップした3角手前で一気にまくり先頭に並びかけると、直線では後続を9馬身差突き放し圧勝した。勝ちタイムは4分39秒9(良)。2着には外から追い込んできた10番人気メルシーエイタイム、さらに2馬身差の3着に4番人気メジロベイシンガーが入った。

 勝ったテイエムドラゴンは、父アドマイヤベガ母ヤエシラオキ(その父マルゼンスキー)という血統。04年11月にデビュー。平地では9戦するも勝ち星には届かなかったが、05年10月に迎えた障害デビュー戦(京都・障2910m)で5馬身差の圧勝を飾っている。続く前走・京都ハイジャンプ(JGII、芝3930m)を4馬身差で完勝し、障害転向後2連勝で重賞初制覇を飾っていた。今回の勝利で障害戦無敗の3戦3勝、通算成績を12戦3勝(重賞2勝)とした。

 現3歳世代が初年度産駒となるアドマイヤベガ産駒は、JRA・GI初勝利。3歳馬による中山大障害制覇は68年タジマオーザ以来となる37年振りの快挙となる。

 鞍上の白浜雄造騎手、管理する小島貞博調教師共に同レース初制覇。JRA重賞は、白浜雄造騎手アズマビヨンドで制した9月の阪神ジャンプS(JGIII)以来となる通算11勝目。小島貞博調教師はテイエムドラゴンで制した京都ハイJ(JGII)に続き、通算3勝目となった。白浜雄造騎手は、この勝利で中山競馬場のJRA障害重賞初制覇となり、新潟競馬場を残しJRA障害重賞全場制覇の記録に王手をかけた。

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