「スプリンターズＳ・Ｇ１」（２日、中山）

　またしても２着。高松宮記念惜敗のミッキーアイルは、秋の大一番でも銀メダルに終わった。逃げ切りまでもう少しだったが、外から飛んできた勝ち馬の差し切りを許した。

　一瞬、勝ちも見えた展開。「申し訳ないです」と松山は言葉を絞り出す。「自分の形でレースができました。これだけ間隔があいていたが、力を出し切ってくれた」と相棒の頑張りをたたえた。

　対して、音無師はさばさばしていた。「仕方ない。いつもほどこの馬のスタートが切れなかった。自分の競馬に持ち込むまでに時間がかかったね。トライアルを使えば良かったと言われるかもしれないが、出来は良かった」。今後はこのまま福島県のノーザンファーム天栄へ。様子を見ながらローテを練ることになる。

提供：デイリースポーツ