3日(月曜日)にドイツのホッペガルテン競馬場で行われた2歳条件戦(芝1600m)で、日本産
ヴィクトワールピサ産駒のウォーリングステイツ(牡2)が勝利を収めた。
ウォーリングステイツは、G2
セントウルS(芝1200m)など3重賞を制した他、G1
スプリンターズS(芝1200m)2着、G1
高松宮記念(芝1200m)2着などの成績を残した
ハクサンムーンの半弟。2014年のJRHAセレクトセールに上場され、ファハド殿下の競馬組織であるカタール・レーシングの代理人デヴィッド・レッド
ヴァース氏に、4600万円(税抜)で購買されている。管理するのは、現在日本で種牡馬として供用されているG1・4勝馬
ノヴェリストや、今年のG1独ダービー(芝2400m)勝ち馬イスファハンなど、数多くの一流馬を手掛けてきた
アンドレアス・ヴォーラー師だ。
3日のレースがデビュー戦だったウォーリングステイツは、道中好位から残り100mに立つと、その後は騎手が軽く手を動かした程度で快勝。見事にデビュー勝ちを飾った。
2014年のJRHA当歳
セッションでデヴィッド・レッド
ヴァース氏は8頭を購買しているが、その中から初めて出た勝ち馬がウォーリングステイツだった。
(文:合田直弘)