「
毎日王冠・G2」(9日、東京)
ロゴタイプが秋のスタートを切る。今春の
安田記念では鮮やかな復活を遂げた。始動戦に向けて好気配を漂わせており、いきなり存在感を見せつけそうだ。
全休日の4日、
毎日王冠の出走予定馬では、ただ1頭馬場入りしたのが
ロゴタイプ。
田中剛師自ら手綱を取り、ダートの美浦Dを気持ち良くキャンターで流した。
「意外にダートが締まっていて良かった」と
田中剛師。前夜の雨で馬場がぬかるみ、本馬場やPで乗ることも考えていたが、思ったより乗りやすい馬場だったという。「馬も落ち着いていて乗りやすい」と手応えは上々だ。
逃げ切って3つ目のG1タイトルを手に入れた
安田記念。「ハナに行ければ行ってもいい。(後続を)待たなくてもいいから」。積極策が実った復活劇だったが、今回も作戦は変わらない。「1800メートルですしね。行く馬がいたら行かせてもいい。東京はきっと時計が速いので、早めに先頭に立って…」とレースをイメージする。
肝心の体調面についても「
安田記念の前に絶好調に近づいているなと思った。(レースが)終わった後も良かった。その後、休ませてどうかなと思ったが、春の競馬が終わった時の感じを引き継いでいる」と力を発揮できる仕上がりのようだ。
「終わってはいけない。このあたりでもうひとつ勲章を手に入れないと。馬に気合を入れたら、馬が受け止めてくれた」
4カ月前のエピソードを感慨深げに振り返った
田中剛師。春の自信を糧に狙う4つ目のG1。秋の戦いがいよいよ始まる。
提供:デイリースポーツ