大本命と目されていた
オークス馬
シンハライトの故障(屈腱炎)離脱で、一転混戦ムードとなった
秋華賞。最後の1冠を手にするのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/16(日)
秋華賞(3歳・牝・GI・京都芝2000m)
ビッシュ(牝3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)は
トライアルの
紫苑Sを2.1/2馬身差で完勝。春の
オークス3着馬が、ひと夏を越しての成長ぶりを見せつけた。
オークス1・2着の
シンハライト・
チェッキーノが戦線離脱、
桜花賞馬
ジュエラーも骨折明けの
ローズS敗退となれば、順調さと実績からいって本馬が主役を張ることになりそうだ。
ジュエラー(牝3、栗東・
藤岡健一厩舎)は
ローズSで11着に終わったが、これは故障明けと馬場が悪かった分だろう。春の
チューリップ賞や
桜花賞で
シンハライトと激戦を繰り広げたように、底力は間違いなく世代トップクラス。一気に巻き返しての戴冠が期待される。
ヴィブロス(牝3、栗東・
友道康夫厩舎)は
紫苑Sで2着。3コーナーで大きく不利を受けながらも、直線でよく追い上げており、着差(2.1/2馬身)ほどには勝った
ビッシュとの力差はないと言っていいだろう。2012年の本レースでハナ差敗れた姉
ヴィルシーナの悔しさを晴らせるか。
その他、
ローズSで
シンハライトとハナ差2着の
クロコスミア(牝3、栗東・西浦勝一厩舎)、一叩きして良くなりそうな
パールコード(牝3、栗東・
中内田充正厩舎)、
ローズSで3着の良血馬
カイザーバル(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)、京都替わり歓迎の
レッドアヴァンセ(牝3、栗東・
音無秀孝厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。