「
東京記念・S2」(12日、大井)
1番人気の
ユーロビートが3番手の位置から直線でスパート。きっちり抜け出して後続に2馬身半差をつけて快勝。一昨年以来の2度目の
東京記念制覇を達成した。逃げに転じた5番人気の
ストゥディウムが2着に粘り込み、2番人気の
ケイアイレオーネは追い込んだものの3着だった。
レースは後方に控えると思われた
ストゥディウムがハナを奪って大逃げを打つ意外な展開。「オッと思ったけど、
ユーロビートのリズムを守って走るだけ」と、吉原寛は冷静に3番手のポジションをキープした。抜群の手応えで直線に入ると、満を持して外に持ち出し
ゴーサイン。力強い末脚で逃げ馬をとらえて先頭でフィニッシュした。
「きょうは最大のチャンスだと思っていたので、きっちり決めることができてうれしい。いつも崩れず走ってくれる馬で、頭が下がります」と吉原寛はパートナーの頑張りを称えた。次走はJBCクラシック(11月3日・川崎)へ向かう。JRA勢の強豪が相手になるが、渡辺和師は「ひとつでも上の着順を目指して頑張りたい」と言葉に力を込めた。
提供:デイリースポーツ