「
秋華賞・G1」(16日、京都)
最大の惑星か。500万下-1000万下連勝の勢いでG1へと乗り込んできた
ミエノサクシードが、川島を背に13日、栗東CWで最終リハを行った。中2週のローテを考慮し、しまい重点でハードには追われなかったが、軽快な脚色で6F86秒7-39秒1-12秒0と、上々の切れ味を見せた。
「予定通りの追い切りができましたよ。反応は良かったし、好調を維持していますね」と川島の表情は明るい。動きを見届けた
高橋亮師も「やればやるだけ動く馬だけど、レース間隔を考えたらこれで十分。いい動きでしたね。前走は中1週でもプラス体重でした。その時点で勝ったらここに、と思ったんです」と力強い。
今年1月のデビュー戦は4着。未勝利を卒業するのは5月になってからだった。クラシックには縁がなかったものの、ひと夏を越して急成長。「落ち着きが出たのが大きいですね。(以前は)体もしっかりとしていなかったから、スタートが安定しなかった。でも、今は馬体に芯が入った感じです」と川島は大一番に向けて頼もしさを感じている。
過去20回、
秋華賞の歴史の中で、条件戦を経てこの一戦を制したのは00年の
ティコティコタック(
大倉山特別1着・当時900万下)のみ。決して簡単でないことは歴史が物語る。だが、今の
サクシードには大仕事をやってのけそうな勢いがある。
提供:デイリースポーツ