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アルマンゾルがチャンピオンS優勝 来季は凱旋門賞を最大目標に

  • 2016年10月17日(月) 11時00分
 15日にイギリスのアスコットで行われたGIチャンピオンS(芝10F)を快勝したアルマンゾル(牡3、父ウートンバセット)の陣営から、来季の現役続行と、12F路線への挑戦が発表された。

 ブリティッシュチャンピオンズ・デイのメイン競走として行われた、ヨーロッパ10F路線の総決算となるGIチャンピオンS(芝10F)。道中中団内ラチ沿いにつけた1番人気(2.375倍)のアルマンゾルが、直線に向くと鞍上C.スミヨン騎手の誘導で馬場中央に進路を変え、残り2F付近からスパート。

 同じようなタイミングで、GI凱旋門賞(芝2400m)制覇から中1週での参戦だったファウンド(牝4、父ガリレオ、3.5倍の2番人気)が馬場外目を通って追い込んだが、瞬発力に勝るアルマンゾルが一気に抜けて、ファウンドに2馬身差をつける完勝となった。

 管理するJ.C.ルジェ調教師によると、この一戦をもって3歳シーズンを終えるアルマンゾルは、4歳を迎える来季も現役に留まることを表明。なおかつ、今季は10F路線を歩んだ同馬で、来季は2400mのレースも狙いたいとして、今年は回避した凱旋門賞を最大目標とすることを明らかにしている。

 父がGIジャンルクラガルデル賞(芝1400m)勝ち馬で、母の父が米2歳牡馬チャンピオン・マリアズモンという血統的背景から、これまで陣営は「12Fは不向き」としていた。だがこの日のレース後、主戦のC.スミヨン騎手は「距離はこなしてくれると確信している」とコメントしている。

(文:合田直弘)

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