「
菊花賞・G1」(23日、京都)
秋華賞を制した僚馬に続くか。友道厩舎が菊の舞台に送り出すのは
ジュンヴァルカン。先週の
ヴィブロスと同じく、今回が初めてのG1舞台だ。4カ月半ぶりでも仕上がりは良好。3連勝で一気に頂点をつかむ。
2週連続のG1制覇へ-。友道厩舎が菊の舞台に送り出すのが
ジュンヴァルカン。同厩馬
ヴィブロスで制した
秋華賞に続き
ビッグタイトル奪取を狙う。
条件戦2連勝を経て
神戸新聞杯を予定していたが、くもずれ(後肢の球節下部に傷を負うこと)により自重。平間助手はこう説明する。「体高が伸びて、つなぎも伸び、踏み込みが深くなったからチップで擦れる」。力強さに、より柔らかさが加わったことから引き起こした症状。むしろ、成長の証しと言えるだろう。「(中間は)調教も休んでいないし、8月から本数を乗っているから休み明けって感じがしない。以前よりも大きくなっている」。4カ月半ぶりでも仕上がりの良さを強調。誤算どころか、成長ぶりを歓迎している。
初の古馬相手だった前走でVを飾った。仕上げ人は「斤量差もあったけど、五分以上の戦いができた」と高く評価。今回迎える3000メートルの長丁場には「胴が長くて加速に時間がかかるから、距離が延びるのは大丈夫。ポテンシャルが高いから」と克服可能の見立てだ。
マカヒキの
凱旋門賞挑戦は14着に終わった。ただ、ダービー馬の奮闘は厩舎に刺激を与えている。「(
凱旋門賞は)残念だったけど、
秋華賞を勝てましたから。レベルアップにつながれば」。ダービー馬不在の
菊花賞。ラスト1冠は僚馬がつかむ。
提供:デイリースポーツ