スマートフォン版へ

【菊花賞】ディーマジェスティ順調!馬なりで貫禄2馬身差先着

デイリースポーツ
  • 2016年10月20日(木) 06時00分
菊花賞・G1」(23日、京都)

 貫禄十分の走りだ。皐月賞ディーマジェスティが19日、美浦Wで最終リハ。終始、馬なりだったが、予定通りの内容で万全の仕上がり。陣営は「順調」の二文字を繰り返し、初の長距離輸送に備えた。また、神戸新聞杯2着のミッキーロケットは栗東坂路で併せ馬。力強い動きを披露し、上昇ぶりをアピールした。なお、枠順はきょう20日に確定する。

 静かな中にも2冠へかける意気込みが伝わってきた。

 蛯名を背に美浦Wに姿を見せたディーマジェスティ。二ノ宮師からの指示は「長めから無理せず馬なりで」。パートナーのパワーポケット(4歳1600万下)を6馬身ほど前に見ながら発進。徐々に差を詰め、直線では内に進路を取る。指示通り、決して無理をすることなく終始馬なり。それでも脚力の違いで楽々とかわし、2馬身抜け出してフィニッシュ。5F66秒2-37秒8-12秒4の時計をマークした。

 1週前には調教駆けする僚馬と併せて十分に負荷をかけた。それだけに「非常に順調だね」と主戦は満足そうにほほ笑んだ。順調さを欠いたダービーで3着。その無念の思いがあるからこそ、順調に来られていることの大切さをストレートに表現する。着差は首差ながら「着差以上に余裕があった」と振り返ったセントライト記念。強い競馬で秋初戦をクリア。思い描いていたように最後の大一番に向かってきた。

 今回は初の長距離輸送が待っている。3000メートルの距離も未知の世界だ。「距離はどの馬も同じ。問題は輸送がどうか。普段通り、同じテンションで挑めるかがより重要」と課題を挙げたが、相棒への信頼は揺るがない。「上積みも感じられるし、とにかく順調に来ている。それが一番」と力強くうなずいた。

 過去2度の2着(97年ダイワオーシュウ、04年ホオキパウェーブ)があるトレーナーも思いは同じ。「緊張すると馬にも伝わってしまうからね。他のレースに出すのと同じ。力のある馬。それを信頼して臨むだけ」と静かに話したが「それで獲れるものなら獲りたい」と本音ものぞかせた。かつてエルコンドルパサーナカヤマフェスタを駆り、世界の大舞台で活躍したコンビが、絶大な信頼を寄せる愛馬とともに2冠獲りに挑む。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す