「
菊花賞・G1」(23日、京都)
兄の無念を晴らす。昨年2着だった
リアルスティールの全弟
プロディガルサンは19日、美浦Wで
クロスボウ(6歳1600万下)と併せ馬。テンから折り合い、最後まで余裕の手応え。大きく先行した僚馬と併入し、6F83秒0-38秒6-13秒1を記録した。
騎乗した田辺は「動きは良かった。前走を使って状態は上向いている」と久々だった
セントライト記念からの上積みを口にする。国枝師も「調教駆けするタイプだが、いい動きだった。調子の良さが伝わった」と納得の表情を浮かべた。
セントライト記念は3着に敗れたものの、勝った
ディーマジェスティと同じメンバー最速タイの上がり3F34秒5。「ダービーよりしまいは頑張っていた。負けはしたが、いい感じだった」と田辺は手応えをつかむ。前哨戦としては合格点を与えられる内容だった。
牡馬クラシック最後の1冠。鞍上は「いつも通り。平常心で臨むだけ」と強心臓ぶりをのぞかせ「期待が大きい馬。頑張ります」と前を向く。兄が涙をのんだ淀の長丁場で最高の輝きを放つ。
提供:デイリースポーツ