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アジュディミツオー、史上初の連覇を達成

  • 2005年12月29日(木) 16時00分
 29日、大井競馬場で行われた東京大賞典(3歳上、交流GI・ダート2000m、1着賞金8000万円)は、内田博幸騎手騎乗の4番人気アジュディミツオー (牡4、船橋・川島正行厩舎)が、好スタートから先手を奪うと、持ったままで直線後続を突き放し、追い込んできた2番人気シーキングザダイヤに1.1/2馬身差をつけて連覇を達成した。勝ちタイムは2分03秒1(良)。さらに3馬身差の3着には1番人気タイムパラドックスが入った。

 レースは、アジュディミツオーが逃げる展開で、2番手ナイキアディライトが果敢に押して追走するも、向こう正面でペースは落ち着き、終始3馬身のリード。1番人気に支持された古豪タイムパラドックスは中団外目、南関東2冠馬シーチャリオットは5番手の内、シーキングザダイヤが4番手からレースを進める。先頭を行くアジュディミツオーは余裕の手応えで勝負どころを迎え、タイムパラドックスシーキングザダイヤが外を通って徐々にポジションを上げ、各馬もスパート。直線で馬場の真ん中からシーキングザダイヤ、大外からタイムパラドックスが手応え良く差を詰めるも、逃げ込みを図るアジュディミツオーの手応えは鈍らず、迫るシーキングザダイヤを1.1/2馬身抑えてゴールを1番で駆け抜けた。

 勝ったアジュディミツオーは、父アジュディケーティング母オリミツキネン(その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。03年9月のデビュー戦(船橋・ダート1000m)を勝利で飾ると、04年東京ダービー(南関東G1)を01年トーシンブリザード以来、史上2頭目となるデビューから無敗(4連勝)で制している。ジャパンダートダービー(交流GI)は4着に敗れるも、黒潮盃(南関東G2)3着、日本テレビ盃(交流GII)2着を経て挑んだJBCクラシック(交流GI)では勝ったアドマイヤドンの0.2秒差2着と好走し、同年12月の東京大賞典(交流GI)でGI初制覇を飾っている。今年は、3月に首・ナドアルシバ競馬場で行われたドバイワールドC(首G1)に参戦。結果、6着に敗れたものの地方所属馬として初の海外遠征に挑戦した。帰国後は、日本テレビ盃(交流GII-3着)、武蔵野S(GIII-4着)と精彩を欠いており、前走・ジャパンCダート(GI)でも、カネヒキリ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)の前に10着と大敗を喫していた。通算成績14戦6勝。

 今回の勝利で、同レース史上初の連覇を達成し、同一馬による東京大賞典2勝は、テツノカチドキ(84年、87年)以来となる史上2頭目の記録となった。鞍上の内田博幸騎手、管理する川島正行調教師ともに、アジュディミツオーで制した04年に続く同レース連覇を達成した。

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