復帰ウイークからエンジン全開といくか。9月11日の中山1Rで落馬し、胸椎骨折のため休養していた
石川裕紀人騎手(21)=美浦・相沢=が、今週から実戦での騎乗を開始する。
「去年(4月)も鎖骨の骨折で入院したけど、今回は1カ月。その時よりも長いですからね」と迫り来るレースを待ち切れない様子。入院中は日本のみならず、海外の競馬も積極的に見たという。とりわけ、目標とするムーアがファウンドで制した
凱旋門賞は「真骨頂ですよね。本当に乗り方が参考になる」と胸を打たれた様子だ。
今週は土曜に東京、日曜は新潟に参戦する。「火曜、水曜と体を追い込んで、それから休めようかなと思っています。今年中に何としてもあと12勝(現在
JRA通算89勝)して、減量の特典を外したいですよね」。将来性を高く評価されているデビュー3年目のホープ。ため込んだエネルギーを残り2カ月強で余すことなく放出し、目標の数字への到達を期待したい。(豊島俊介)
提供:デイリースポーツ