「
アルゼンチン共和国杯・G2」(6日、東京)
遅咲きの
ディープインパクト産駒が、熟成段階に進んだ。2日、美浦Wで
モンドインテロが併せた
オデュッセウス(3歳オープン)を内容で圧倒。追走から直線は内へ。相手をあおり気味に伸び、追えばはじける手応えで5F70秒5-38秒9-13秒0。格下馬に遅れた1週前から明らかに上昇している。
手塚師は「先週は途中から飛ばして失速した。意外に
オデュッセウスが走らなかったが、ちょうどいい追い切り。この感じなら頑張ってくれるでしょ。ただ、56・5キロは重い」と、ハンデにやや不満も表情はご機嫌だ。春の
メトロポリタンSを勝った際、「秋には本格化してほしい」と師が期待を込めていた素質馬。前走、
札幌日経オープンで鮮やかな差し切り勝ちを決めるなど、思惑通りの成長を遂げている。
「大事に使ってきたから一戦一戦良くなっている。体に芯が入った感じ。歩様の違和感もなくなった。今までにないくらいのチャンス」。もともと強気な師だが、確かな説得力がある。
提供:デイリースポーツ