メインの重賞で敗れても、この日の府中は紛れもなくルメールが主役だった。土曜東京10Rから始まった
JRA騎乗機会連続連対を、午前中から継続。グイグイと数字を伸ばし、東京10R(
モズライジン=1着)で新記録となる“10”を樹立した。過去に
武豊ら4人が成し遂げた9連続を上回る快挙だ。
アルゼンチン共和国杯4着で連続連対はストップしたが、最終12Rを
ペプチドウォヘッドで制して1日8勝。02年12月7日に
武豊が阪神でマークした
JRA最多タイ記録に並んだ。1日9連対も同じくタイ記録(史上7回目)。リーディング争いでもトップの戸崎圭に1勝差と迫る156勝となり、「きょうは最高の一日。いい馬がいっぱい集まってくれたおかげ。こんなに勝てて本当にうれしいよ」と満面の笑みで競馬場を後にした。
提供:デイリースポーツ