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【エ女王杯】マリアライト史上4頭目の連覇へ磐石 牝馬同士なら負けない

デイリースポーツ
  • 2016年11月10日(木) 06時00分
エリザベス女王杯・G1」(京都)

 史上4頭目の連覇へ、マリアライトが9日、盤石の仕上げを施した。美浦Wでの最終リハは、長距離輸送を控えているとあって終始馬なりだったが、これは予定通りの内容。昨年と全く同じローテで古馬女王の座を獲りに行く。また、5月のヴィクトリアマイル2着からぶっつけで臨むミッキークイーンは、栗東坂路の併せ馬で好タイムをマーク。大一番に態勢を整えた。

 狙い澄ました一戦に抜かりはない。美浦Wの外ラチ沿いすれすれをマリアライトが力強く駆け抜けた。

 心持ち重い印象もあるが、京都への長距離輸送を計算した予定通りの仕上げ。馬なりで5F69秒3-39秒2-12秒8のタイムに、動きを見つめた久保田師は「気持ち良く大外を走っていた。特に大きな変化はないけど、ここにきて状態は上がってきている」と満足そうにうなずいた。

 宝塚記念を制して以来、3カ月ぶりとなった前走のオールカマーは5着。「上がりの競馬になってしまったので」と展開が向かなかったことを一番の敗因に挙げたが、休み明けで体調が万全ではなかったことも事実だ。

 馬体重は過去最高タイの440キロ。宝塚記念に比べて2キロしか増えていなかったが、中身が伴っていなかったようだ。「それでも格好はつけないとね」とトレーナーは物足りなかったようだが、上がり3F34秒5の脚を繰り出し、勝ったゴールドアクターから0秒3差なら、前哨戦としては上々の内容だろう。

 牝馬同士の今回は落とせない戦いになる。1週前追い切りに騎乗した蛯名が「去年は返し馬がすごく良くて、勝つかもなって思ったんだ。あの雰囲気で出走できれば」と期待を寄せれば、「きっちり仕上げるだけ。一度使って身のこなしが良くなってきた」と指揮官も静かに闘志を燃やす。

 京都・阪神で3戦2勝、2着1回と長距離輸送の不安はない。レース中に故障していたとはいえ、ドゥラメンテ宝塚記念で退けた実績も断然だ。メジロドーベル(98、99年)、アドマイヤグルーヴ(03、04年)、スノーフェアリー(10、11年)に続く史上4頭目の連覇へ、待ったなしだ。

提供:デイリースポーツ

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