「
エリザベス女王杯・G1」(13日、京都)
古馬女王決定戦の枠順が11日、確定した。前哨戦の
府中牝馬Sを制した
クイーンズリングは、内寄りの2枠3番から
ビッグタイトルを狙うことになった。1枠1番に
ミッキークイーン、2枠2番には昨年の覇者
マリアライトという並び。ラ
イバルの名前がすぐ近くに記された出馬表を、じっくりと確認した吉村師は「距離的に、ある程度ロスなく進めていける内めというのは良かったと思います」と冷静に受け止め、前を向いた。
昨年は悔しさの残る内容だった。直線で他馬に寄られ、一度引く形に。そこから盛り返して加速したのだが、0秒3差8着まで追い上げたところがゴールだった。当然、今年こそという意識は強い。決戦を2日後に控えた11日朝は、栗東坂路で調整。落ち着いた様子で登坂し、大一番に向けて仕上げを進めた。
「昨年もスムーズであればもっとやれていたでしょう。以前はさばきの硬さがありましたが、そういうところがなくなって、しっかりと体を使えるようになってきました。体に張りが出てきましたし、申し分のない状態で臨めそうです」と指揮官は成長を実感する。戦う準備は整った。パワーアップして挑むリベンジの舞台。力を信じて女王への階段を駆け上がる。
提供:デイリースポーツ