関屋記念、
富士Sと重賞を連勝してGIに臨む
ヤングマンパワー(牡4・美浦・
手塚貴久)。最終追い切りを終え、管理する手塚調教師の共同記者会見が行われた。
(今日の追い切りと仕上がり具合について)
「今週の最終追い切りは、先週1番強い時計で走っていますし、今週は輸送もありますので、ある程度抑え加減の指示でした。予定通り53秒から54秒くらいの時計で走れているので、こちらの指示通りしっかり乗れましたし、非常に良い状態だと思います」
(
富士Sの1着を振り返って)
「メンバーが揃ったと思っていましたし、そこでどのくらいの競馬ができるのかというのが正直なところでした。レースは完勝と言っていい内容でしたし、ペースが遅かったので時計自体は物足りないと言われるかもしれないですけど、時計以上に内容のあったレースだと思います。あのレースを見て、かなり力をつけてきたという印象を持ちました。
元々、頭の高い走法で独特なのですが、そういった中でも首の使い方やブレがなくなるなど、そういったところで力強さが出てきたのが今の成績に繋がっていると思っています」
(初の京都、2度目の関西になるが?)
「京都は初めてですが、彼のパフォーマンスや脚質などを考えると、京都は割と合うのではないかと思います。初めてのコースでマイナスになるかもしれないですけど、こちらとしては合っていると思っていますし、去年
アーリントンCを勝たせてもらった時も阪神に直前輸送で行ってますから、長距離輸送に関してはそれほど心配していません。
なので関西に久しぶりに行くということも、私自身はそんなに気にしていないという感じですね。行楽ですごく混むという話も聞いたのですが、京都の方は抜け道もあるので大丈夫だということだったので、土曜日の朝行きます」
(最後にメッセージを)
「面白い名前の馬なのですけど、やっと全国区になれましたし、京都で素晴らしいパフォーマンスを見せられるようにしっかり調教をしましたので、是非応援してやってください。よろしくお願いします」
(取材・写真:佐々木祥恵)