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川田騎手「サトノアラジンが一番強いと証明できるように」/マイルCS共同会見

  • 2016年11月16日(水) 18時29分
サトノアラジンに騎乗予定の川田将雅騎手

――今朝の追い切りはいかがでしたか?
川田 指示はいつもどおりです。すごくいい状態です。前走よりトビ自体が軽くなりましたし、走る雰囲気もひじょうによくなりました。1回使ったことで、力を出せる状態になったと思います。

――この春、最初に跨ったときの印象は?
川田 素晴らしい馬だな、と思いました。

――前走のスワンSでの印象は?
川田 休み明けということで、大型馬特有の(ゆるい)かんじはありましたが、改めて本当にすごくいい馬だと思いました。ゲートの出はゆったりというタイプですから、自分のリズムも大事に自分の競馬に徹しました。いい脚を使ってくれたと思います。

――今回、同じ京都コースですが距離は1ハロン延びますが?
川田 何も問題なく、しっかりこなせると思います。

――マイルCSで騎乗する上での課題は?
川田 ないです。

――ということは、自信を持って乗れる状態?
川田 もちろん、そうですね。すごくいい状態ですから。強いて言うなら、天気だけが心配ですね。この馬が力を発揮できるいい(馬場)状態でやれたらいいな、と思います。

――お天気を含めて、運というところでしょうか?
川田 そうですね。

――最後に意気込みを。
川田 あの状態で前哨戦はいい勝ち方ができましたし、すごく調子もあがってきました。この馬が一番強いと証明できるように、いい競馬ができるように頑張ります。

サトノアラジンを管理する池江泰寿調教師

――前走のスワンSでは豪快な追い込みを決めましたね。
池江 そうですね。まだトモの動きとか本来の踏み込みではなかったのですが、その状態でよく勝ってくれたと思います。

――素晴らしい切れ味でしたね。
池江 そうですね。ナタの切れ味というかんじでしたね。

――あれから中2週、中間の調整過程は?
池江 1週間ほどはペースを落としてのんびりさせて、翌週から徐々に立ち上げて、(その)週末に大き目のところをやりました。今週はウッドチップで(正味)1ハロンの追い切りでした。

――今朝の追い切りはいかがでしたか?
池江 併走馬を2、3馬身前において追走して折り合いをつけて、ラスト300mあたりから徐々に馬体を併せていって、最後の1ハロンは目一杯やりました。気持ちよく体を伸ばしてストレッチさせるかんじの調教をしてほしいと頼みました。いい調教ができたと思います。全体的な時計は速くありませんが、ラスト1ハロンはいい時計でした。前走よりトモの踏み込みもしっかりしてきましたから、スワンSを使った上積みはあると思います。

――1400mから2000mまで勝ち鞍がありますが、ベストの距離は?
池江 成績だけみれば、いまのところ1400mがベストかなと思います。

――今回1ハロン延びますが、心配は?
池江 それは悪くはないと思いますが、天気が、ね。

――週末は雨予報です。
池江 トビが大きな馬なので、下が緩いとノメってしまいます。パンパンの良馬場がいいですね。スワンSも午前中までやや重で、午後は良馬場になって回復したんですが。あれくらいの良馬場だったら辛抱してくれると思います。理想はパンパンの硬い良馬場、(上がり)32秒台の脚を使う馬ですからね。本当はそういう馬場で走らせてあげたいなと思っていましたが、どうも今週末は無理そうですね。

――今年GII2勝、成長してきましたね。
池江 いやいや、まだGIIしか勝っていないので。GIを勝たせてあげたいし、今回そのチャンスはあると思います。

――古馬になってどのあたりが成長してきましたか?
池江 もともと気性的にはしっかりしていて気性面ではさほど変わらないんですが、馬体が大型馬特有の緩みがみられました。その点、芯が入ってきたように思います。本当に本格化するのは来年以降かなと思います。

――最後に抱負を。
池江 2歳のときからファンの多い馬で皆さんに期待していただきました。古馬になって得意な分野が1400からマイルあたりだとわかってきたんで、なんとかGIを勝たせてあげてファンの皆さんに認めてもらえるような馬に育てたいなと思っています。ぜひ、応援よろしくお願いします。

(取材・写真:花岡貴子)

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