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【マイルCS】サトノアラジン豪快リハ!池江師大満足「ナタの切れ味」

デイリースポーツ
  • 2016年11月17日(木) 06時00分
 「マイルCS・G1」(20日、京都)

 G1初制覇に向けて視界は良好だ。本格化を遂げたサトノアラジンが16日、栗東CWで躍動。万全の態勢をアピールした。池江師いわく“ナタの切れ味”で前哨戦のスワンSを制覇。本番に向けて期待は高まるばかりだ。14年エリザベス女王杯覇者ラキシスの全弟が、ここで特大の勲章を手にするか。

 前哨戦覇者がG1初タイトルに向けて意気揚々。全身を使ってグイグイと脚を伸ばした。サトノアラジンは栗東CWでプリンスダム(5歳1000万下)の約1馬身半後方を追走する形からスタート。最大の見どころは直線へ向いてからだ。鞍上の川田が内に入れると、ダイナミックなフォームを繰り出してアッと言う間にパートナーをパス。5馬身近く突き放してフィニッシュを決めた。

 刻んだタイムは6F83秒6-38秒9-11秒5。満点を思わせる最終デモに、川田は「前走の追い切りの動きとはガラッと変わったことが確認できました。跳びが軽くて、走る雰囲気が良くなり、力が出せる状態です」と歯切れがいい。見守った池江師も満足げだ。「いいケイコができました。全体の時計は速くはないですが、ラストは速かったですから。トモの入りはスムーズでした。状態はスワンS以上」と胸を張る。

 そのスワンSは、師いわく「トモの踏み込みが本来のものではなかった」。良化途上の段階での出走だった。だが、終わってみれば、問答無用の大外一気で力の違いを見せつける内容。「ナタの切れ味でしたね。(新馬、ファンタジーSと連勝した僚馬の)ミスエルテはカミソリの切れ味ですが、こちらは豪快ですからね。だからナタです」と指揮官は得意げに語った。

 自信を深めて挑む5度目のG1。「あとは天気だけですね」と池江師、川田ともに口をそろえる。切れ味発揮は良馬場でこそ。運を天に任せて再度、淀での末脚爆発を狙う。

提供:デイリースポーツ

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