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【マイルCS】ネオリアリズム納得リハ 気難しい面も…名手ムーアにお任せ

デイリースポーツ
  • 2016年11月18日(金) 06時00分
 「マイルCS・G1」(20日、京都)

 名手も納得の手応えだ。ネオリアリズムが17日、美浦Wで最終リハを行い、余力十分に併入。序盤は気難しさを見せるシーンもあったが、騎乗したムーアは意に介さず、本番への意欲を語った。札幌記念モーリスを撃破した猛者。ここでも大仕事をやってのけるか。なお、出走馬は17日に確定。18日に枠順が決定し、馬券は19日に前日発売される。

 鞍上はムーア。昨年のウェルカムSを勝って以来だ。1年たったネオリアリズムの成長をどう語るか、注目が集まった。併せ馬のパートナーはハナレイムーン(2歳新馬)。競馬の経験がない分、呼吸を合わせるのが難しい相手と言えよう。

 前半は4馬身ほど追走したが案の定、何度も頭を上げる気難しい面を見せた。4角手前でようやく走りのリズムを取り戻し、集中力もアップ。直線はインからほぼ馬なりで接近して併入した。

 5F71秒2-40秒8-12秒2に、ムーアがうなずく。「良かった。頭を上げたが、最後の直線では下げたから問題ない。1年前より体が大きくなっている。あとは日曜のレースで分かる」。いつも通りのクールな話しぶりだが、手応えの良さを感じ取った様子だ。

 僚馬にして昨年の年度代表馬モーリスを撃破した札幌記念。その激闘がこたえたのか疲労回復に時間がかかったが、ここに向けてしっかりと立て直してきた。堀師は「1週前追いの段階でグンと状態が上がった。気性から口向きが難しいが、息遣いを含め態勢は整った」と胸を張る。

 初のマイル戦投入の意図を問われ、師は「前走で逃げたので、(中距離では)折り合いに気をつけなくてはいけない。もう一つは緩急のある流れより、マイルの方がジョッキーも乗りやすいはず」と説明。5歳秋での初マイルは不利に思えるが、異父兄は厩舎の先輩で11年安田記念覇者リアルインパクトだ。これまで幾度もサプライズを起こしてきた堀厩舎。ここもアッと言わせてくれるに違いない。

提供:デイリースポーツ

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