8日、中山競馬場で行われたガーネットS(GIII・ダート1200m)は、
田中勝春騎手騎乗の6番人気
リミットレスビッド(牡7、栗東・加用正厩舎)が、中団追走から直線大外を強襲し、逃げ粘る7番人気
シルヴァーゼットをクビ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分10秒5(良)。さらにハナ差の3着には、2番人気
コパノフウジンが入った。
勝った
リミットレスビッドは、
父サンデーサイレンス、母は93年
セントウルS(GIII)を制した
エリザベスローズ(
その父ノーザンテースト)という血統。全兄に00年
弥生賞(GII)を制した
フサイチゼノン、01年
スプリングS(GII)、
きさらぎ賞(GIII)を制した
アグネスゴールドがいる。01年12月にデビューし、当初は中距離を中心に使われ結果を残すことができなかったが、短距離路線に転向し、素質が開花。04年
アンドロメダS(OP)を制してオープン入りすると重賞初挑戦となった
CBC賞(GII)で
プレシャスカフェ(牡7、美浦・小島太厩舎)の3着に好走。続く
シルクロードS(GIII)でも4着に入るが、レース後に骨折が判明し、長期の休養に入る。約8ヶ月ぶりの復帰となった05年
福島民友C(OP)は11着、前走
アンドロメダS(OP)は4着に敗れていた。今回が重賞初制覇で通算成績を21戦7勝とした。
鞍上の
田中勝春騎手、管理する加用正調教師ともに同レース初制覇。
田中勝春騎手は
ウインラディウスとのコンビで制した05年
富士S以来の重賞制覇で
JRA重賞通算34勝目。加用正調教師は
アズマビヨンドで制した05年
阪神ジャンプS(J・GIII)以来の重賞制覇で通算8勝目となった。