「
ジャパンカップ・G1」(27日、東京)
春盾を制してG1・2勝馬となった
キタサンブラック、そして昨年の
グランプリ覇者
ゴールドアクターが人気を分け合いそうだが、ハイレベルな3歳世代の
皐月賞馬
ディーマジェスティにも注目だ。古馬を蹴散らし、
菊花賞4着のうっぷんを晴らすか。
日本勢の大将を務めるG1・2勝馬
キタサンブラックは、始動戦の
京都大賞典でも貫禄勝ちを収めた。栗東CWの1週前追いで破格の6F79秒5をマークし「動きは文句なし」と清水久師。出来も万全だ。昨年のダービーは14着に大敗したが、地力をつけた今なら東京2400メートルも全く問題ないだろう。
昨年の
有馬記念覇者
ゴールドアクターも
オールカマーでVを決めて好発進。輸送でイレ込んだ
天皇賞・春(12着)を除けば、長期休養から復帰した昨夏以降は6戦6勝だ。地元圏なら絶大な信頼を置ける。「1週前の追い切りでスイッチが入るはず。舞台設定も大丈夫」と中川師は力強い。
3歳世代からは
皐月賞馬
ディーマジェスティがエントリーした。
菊花賞は4着に敗れたものの、決して崩れず、安定して走れているのは実力の証し。反撃は十分だ。ムーアとコンビを再結成の
天皇賞・秋2着馬
リアルスティール、
アルゼンチン共和国杯を58キロで完勝した
シュヴァルグランも侮れない。
外国馬は例年同様、小粒感は否めない。昨年6着のイラプト、11着のナイトフラワーがどこまで迫れるか。
提供:デイリースポーツ