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来春引退のカリフォルニアクローム 地元で最初で最後の走りを披露か

  • 2016年11月21日(月) 18時15分
 11月5日にサンタアニタで行われたGI・BCクラシック(d10F)で2着に敗れ、今季初の敗戦を喫した北米ダート路線の古馬最強馬カリフォルニアクローム(牡5)。来春の種牡馬入りが決まっており、来年1月28日にフロリダ州のガルフストリムパークで行われる第1回ペガサスワールドC(d9F)が引退レースになる予定だが、その前に、長年拠点としてきたカリフォルニア州のロスアラミトス競馬場で、もう1戦する可能性が浮上している。

 2歳4月のデビューから前走まで25戦を消化。7つのGIを含む10の重賞を制しているカリフォルニアクロームだが、管理するアート・シャーマン調教師が厩舎を構えるロスアラミトス競馬場では、一度も実戦を走ったことがない。

 そこでロスアラミトス競馬場は、12月8日から18日まで行われる冬開催の間に、カリフォルニアクロームが走れる条件のレースを創設し、ペガサスワールドCへ向けたステップレースとして走ってもらうことを画策。カリフォルニアクローム陣営も、これを前向きに検討する姿勢を見せているものだ。

 具体的には、12月17日に「3歳以上、ダート8.5ハロン」の特別戦を組む方向で、関係者が協議に入っている。

 BC以降では初めてとなる強めの調教を19日(土曜日)に行ったカリフォルニアクロームが、地元のファンの前で最後の走りを披露することになるか、その動向が注目されている。

(文:合田直弘)

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