「ジャパンC・G1」(27日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、ジャパンCに出走を予定する各馬をA〜D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【
キタサンブラック 評価=A】
長い首差しや胴長+脚長の体形で大まかな
バランスは変わっていない。しかしながら
ブラックタイド産駒は、全弟の
ディープインパクトと少し違うようだ。それは日々の鍛錬と実戦を重ねることで体質が強化し、筋肉量を増やしてパワーアップを図ることができる点だろう。
新馬戦が余裕残しの体つきで510キロ。
菊花賞制覇が530キロ。
天皇賞・春は524キロだが、
京都大賞典の538キロは自己最高体重。輸送を考慮し、少し腹回りに余裕は残しているが、ビシビシと追われてのものだけに計算通りか。無駄肉のない首差し、分厚い胸前やトモの膨らみからすればここを目標に盤石だ。
(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉黒岩を背に栗東CWで6F79秒5-37秒9-11秒7(一杯)。
ワキノヒビキ(4歳1000万下)を0秒6追走して0秒2先着。迫力十分のフォームで好時計をマークした。意欲的な調整を施し、上積み十分の攻め気配。
提供:デイリースポーツ