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リアルスティール陣営「国内初タイトルを獲って欲しい」/ジャパンカップ共同会見

  • 2016年11月23日(水) 21時40分
リアルスティールを管理する矢作芳人厩舎・安藤貴英助手

――秋緒戦、天皇賞(秋)をご覧になっての感想は?
安藤 秋に栗東に戻ってきてから暑さを気にするようなところがあったので、毎日王冠を回避してぶっつけでの天皇賞(秋)、しかもあのメンバーだったので正直厳しいかな、と思っていたんですが、この馬の底力を確認することができたレースになりました。その前の安田記念がふがいない走りでしたので、またあのときみたいに伸びないのかな、という不安はありました。でも、あの強いメンバーの中であの走りをみせてくれた。能力の高さを証明できたと思います。

――道中、壁を作らずレースを進めましたが?
安藤 そのあたりは懸念材料ではあったんですが、ジョッキーもうまくなだめてくれました。ドバイのときのようなイメージだったのでしょう。ドバイでも壁を作ることはできませんでしたが、馬がよく我慢できました。そして、それが今後に繋がる内容だったと思います。状態が戻ってるか、不安はあったのですが、こちらの不安を払拭するような走りをみせてくれました。2着という結果で本当は満足してはいけないのですが、秋緒戦としてはホッとする走りをみせてくれました。

――中3週、この中間の調整過程は?
安藤 あれだけの競馬をしましたので、最初の1週間は多少硬さをみせる場面もあったんですが、そのあとは本来のこの馬らしい動きをみせてくれました。やり過ぎないように状態を保ちながら、順調に追い切りを消化することができました。

――内容はどのようなものでしたか?
安藤 1週前は先生からは「いつものように負荷をかけていこう」という指示でしたので、Cコースでいっぱいに追いました。今週は火曜日にミスで想定外の57秒という時計が出てしまいました。そこで先生と相談して、それを修正する意味で今朝は坂路で全体は53から54秒、終いを伸ばすという内容でやりました。いい調教ができたと思います。結果的には火曜日に57秒出たことでガスが抜けたというか、リラックスして走ることができました。よく我慢も効いて、最後の1ハロンはしっかり弾けていました。よかったと思います。

――今回、鞍上はムーア騎手です
安藤 はい。ドバイで結果を残してくれましたし、安心して信頼できるジョッキーだと思います。(乗り方について)特にこちらが注文をつけることもないですし、この馬のことをよくわかっていると思います。レースに向けて頼もしさを感じます。

――国内でもGIを勝ちたいですね。
安藤 どうしてもこの馬に国内のタイトルをとらせてあげたいと厩舎スタッフ全員が思っています。相手も強くなりますが、この馬も力をつけていますのでなんとか初タイトルを獲って欲しいですね。

――最後に抱負を
安藤 ベストは2000mかと思いますが、久しぶりに2周まわる競馬になりますし、折り合いという懸念はあるんですが、それを踏まえてこの中間は馬の後ろにつけたり折り合いをつけさせるような調教をしてきました。その調教の効果が出て欲しいです。そして、1回使って馬の状態は確実に上向ております。このメンバーでどれだけの走りをみせてくれるのか、ひじょうに楽しみにしております。

(取材・写真:花岡 貴子)

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