「
勝島王冠・S3」(11月30日、大井)
1番人気の
セイスコーピオンが、2番人気の
ケイアイレオーネとの直線での激しい叩き合いに競り勝ち、前走の
マイルグランプリに続き重賞V2を達成した。3着にはしぶとく食い下がった11番人気の
ムサシキングオーが入った。なお、優勝馬には「第62回
東京大賞典・G1」(29日・大井)への優先出走権が与えられた。
この勢いは本物だ。圧倒的な単勝1番人気に支持された
セイスコーピオンが、最後の直線での激しい競り合いを制して力強く重賞V2を決めた。
好スタートからスムーズに2番手のポジションにつけて、抜群の手応えで直線に入り早々と先頭へ。しかし、
ムサシキングオーと
ケイアイレオーネが迫って、3頭が馬体をびっしり並べての追い比べ。一度は
ケイアイレオーネに前に出られたが、そこから勝負根性を発揮してゴール寸前で差し返してみせた。
森泰斗は「スローペースだったが前半で我慢できたぶん、最後に伸びてくれた。3連勝はなかなかできないこと。人気に応えられて良かった」とホッとした表情を浮かべる。
見届けた八木正師は「よく勝ってくれた。ただ、きょうのレースぶりを見ると、千六から千八の距離がいいようだ。次走についてはオーナーと相談してから」と語り、優先出走権を得た
東京大賞典への参戦は明言しなかった。
提供:デイリースポーツ