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チャンピオンズC・G1」(中京、4日)
ゴールドドリームの魅力は、何と言っても成長期を迎えた3歳馬であることだろう。百戦錬磨の古馬勢には経験値でかなわないが、戦うたびに強さを増す若駒は“怖いもの知らず”。大一番で、若さは最大の武器となる。
2日朝は栗東坂路を1本。軽快なリズムで駆け上がった。騎乗した堀部助手が「いい感じ。万全と言っていい」と好感触を口にすれば、見届けた平田師も「落ち着きがあって、良さそうだね」と満足げな表情。ひと叩きした効果で、出来はグンと上向いている。
秋初戦の
武蔵野Sは2着。1番人気の
モーニンをマークする形だったが、標的が意外に伸びあぐねたこともあり、勝ち馬にまんまと逃げ切られた。「それを思えば、最後はよく伸びていた」とトレーナー。むしろ初の古馬相手にあれだけの走りができれば上出来だ。
確かな手応えを抱いて、いざ本番へ。古馬よりも1キロ軽い56キロ。2戦2勝と得意とする9F戦なら一発があっていい。「頂点にいる人たちは不安とかがあるのだろうけど、こっちは挑戦者。失うものはないからね。仕上げも万全。今の状態でどこまでやれるか、楽しみしかないよ」と堀部助手。大舞台に強いM・デムーロとのコンビで、一気に頂点を極めるか。
提供:デイリースポーツ