11日、
船橋競馬場で行われた
船橋記念(南関東G3・ダート1000m、1着賞金1200万円)は、
的場文男騎手騎乗の6番人気
コアレスタイム(牡8、船橋・川村昭男厩舎)が3番手追走から直線に入って最内を突いて伸びると、ゴール前では3頭の競い合いになり、4番人気
カセギガシラとのハナ差の大接戦を制した。勝ちタイムは59秒8(良)。さらにアタマ差の3着には2番人気
グローリーウイナーが入った。
勝った
コアレスタイムは
父ワカオライデン、
母コアレスドール(
その父ブライアンズタイム)という血統。従兄に97年デイリー杯3歳S(GII)を制し、98年
日本ダービー(GI)で2着に好走した
ボールドエンペラーがいる。01年5月に美浦・内藤一雄厩舎からデビューし4戦目で初勝利、同年10月に2勝目。その後10ヶ月の休養に入るが、復帰後も2着4回など堅実に駆け、02年11月に3勝目を挙げている。その後は振るわず、04年10月の
道新スポーツ賞(3歳上1000万下-13着)を最後に船橋・川村昭男厩舎へ。移籍後の7戦は、掲示板を1度外しただけと復調気配を見せ、前走の条件戦でも3着と好走していた。今回の勝利が移籍後初勝利で重賞初制覇、通算成績は33戦4勝(うち
JRA25戦3勝)。
鞍上の
的場文男騎手は、距離が1800mだった前回の
シャコーオープン(牡6、大井・蛯名末五郎厩舎)に続く連覇で、同レース3勝目。川村昭男調教師は83年のミヤ
オーシヨウ以来の同レース2勝目。
なお、
エコルプレイス(牡6、船橋・川島正行厩舎)は出走を取消していた。