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【金鯱賞】ヤマカツエースねじ伏せるように差し切って重賞4勝目

デイリースポーツ
  • 2016年12月04日(日) 06時00分
 「金鯱賞・G2」(3日、中京)

 ねじ伏せるように差し切った。単勝4番人気のヤマカツエースが上がり3F33秒1の究極の末脚を爆発。正月の中山金杯以来となる、重賞4勝目を飾った。

 道中は8番手。じっくりと折り合って進めた。最後の直線でパドルウィールが逃げ込みを図るところを外から猛追。グイグイと脚を伸ばし、首差かわしたところがゴールだった。「前が楽をしていたようなので早めの仕掛けに。長くいい脚を使ってくれましたね。やっと力のあるところを見せてくれた」と、この勝利がJRA通算999勝目となった池添は安堵(あんど)の表情を見せた。

 前走の天皇賞・秋は長距離輸送による思わぬ馬体減もあり15着に大敗。巻き返しを期した今回は20キロ増と回復させた。「体を戻したのが一番の勝因。左回りもこなしてくれたし、ゴール前は接戦でしたが、強い競馬だった」と池添兼師は久々につかんだ重賞タイトルに満面の笑みだ。

「状態を確認してからだけど、ジョッキーは有馬記念(25日・中山)に使ってほしいみたいだね。選択肢のひとつとして考えたい」とトレーナーは年末のグランプリ参戦へ前向き。桶狭間で自信を取り戻したエースとともに、池添親子が中山へと乗り込む構えだ。

提供:デイリースポーツ

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