「デイリー盃
クイーン賞・Jpn3」(7日、船橋)
好位を追走した1番人気の
トロワボヌールが直線で鮮やかに抜け出し、1分53秒8の勝ちタイムで3馬身差の完勝。2年ぶりにデイリー盃のタイトルを手にした。2着に5番人気の
タイニーダンサー、3着にホッカイドウ競馬から遠征してきた8番人気の
タイムビヨンドが入った。
トロワボヌールが実績上位の力を見せつけた。好スタートからすぐに好位3、4番手をキープ。早めに動いた
ノットオーソリティーを直線入り口で並ぶ間もなくかわし去ると、あとは後続との差を広げるばかり。最後に伸びてきた
タイニーダンサーを難なく完封し、昨年2着のリベンジを見事に果たした。
昨年のこのレース以来のコンビとなったルメールは、「きょうは余裕で勝てましたね。次も楽しみ」とニッコリ。今春は骨折でシーズンを棒に振ってしまった。秋に戦列に復帰してからも不甲斐ないレースが続いた。それだけに「ホッとしました。よくここまで立ち直ってくれました。関係者には感謝の気持ちでいっぱいです」と畠山師はしんみり。
このあとはいったん放牧へ。年明けの
TCK女王盃(1月25日・大井)へ向かう公算が高い。「年齢は重ねているけど、まだまだ力はあるので」と指揮官は、明けて7歳となる来季も愛馬の活躍に期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ