米国産の白毛馬。これまでとは違ったルーツを持つのが
ホワイトドラゴン(牡2歳、父カウ
ボーイカル、母スポットオブ
ビューティー、栗東・鮫島)だ。交流重賞3勝の
ユキチャン、ブチ模様で注目される
ブチコらは、白毛馬の
母シラユキヒメの産駒だが、
ホワイトドラゴンはいわゆるマル外。母だけでなく祖母、曽祖母らと、5代母まで白毛という米国では由緒正しい白毛血統だ。
8日には栗東CWで5F66秒3-38秒3-13秒0をマーク。
ハギノアレス(2歳新馬)に2馬身遅れたが、「相手が動き過ぎたけど、この馬も動いている。体もできている」と鮫島師は評価する。師がアメリカでひと目ぼれした逸材。「1歳だったけど、見た目にいい馬だったから」と期待は大きい。
担当の松浦助手は「跳びが大きい。悪いことをしないし、気性も素直」と笑顔。ただ、白毛馬の担当助手に共通するであろう悩みも…。「汚れが目立つから、いつもきれいにしてあげないと。写真を撮ってもらう時は右から撮ってもらっている。いつも左を下にして寝るから…」と苦笑い。調教の進み具合次第だが、順調なら23日の阪神5R(芝2000メートル)でデビューする予定だ。(井上達也)
提供:デイリースポーツ