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【有馬記念】サブちゃん 愛馬キタサンブラックと「まつり」締め!

デイリースポーツ
  • 2016年12月19日(月) 06時02分
有馬記念・G1」(25日、中山)

 偶然出会った一頭が、勝てば12億円ホースに!16年の中央競馬を締めくくる大一番。キタサンブラックを送り出す歌手・北島三郎オーナー(80)は、大みそかの紅白歌合戦で、何度も大トリを飾ってきた。その紅白は13年で卒業したが、もうひとつの“国民的行事”に昨年に続き愛馬が出走。Vで「まつり」の凱歌をとどろかせ、暮れの日本列島を沸かせる。

 ずっとこの一番を楽しみにしてきた。『年末の大舞台』が似合う男・北島三郎は、競走馬のオーナーとしても「やっぱり有馬記念は獲りたい」と話してきた。実は昨年、キタサンブラック菊花賞を勝ち、馬主としてG1初制覇を果たした際、香港や豪州など海外から遠征のオファーが届いたが断った。「まずは来年、日本のG1を勝って。有馬記念を勝って締めくくってから」というのがその理由。実際に今年は、その描いた青写真通りに事が運んだ。

 天皇賞・春、ジャパンCとG1・2勝。宝塚記念を3着で春シーズンを終えた時、秋に向けても「有馬記念が最大目標。それに向けてローテーションを組んだ」と、このレースにこだわった。そして、ファン投票1位で選出され、堂々の出走となる。

「この馬には大きな夢と希望を頂いた」。個人名義を含めれば、50年以上の馬主歴で初めて所有したG1馬。その出会いは偶然だった。13年の夏。北海道日高町のヤナガワ牧場で出会った。実はこの時、牧場には別の馬を買うために訪れていた。そこで紹介されたのがブラックだった。

 血統が地味で、北島も最初は買う気はなかった。だが、何かその存在が忘れられず一度牧場を離れた後、再び戻って購入した。ただ、あくまで期待していたのは当初予定していた馬の方。ブラックは「走ってくれればいい」と思う程度だった。それが期待馬の方は、結局デビューができず。一方のブラックは獲得賞金9億円超の大活躍という現実。

「紅白をやめたらこの馬が出てきた。頑張っていれば、必ずいい事があるんだな。身をもって感じたよ」とサブちゃん。自身は9月に自宅で転倒。頸椎(けいつい)症性脊髄症の手術を受け、一時は歩けないほどだった。この馬の存在が、つらいリハビリを乗り越える原動力になった。

 そして迎える大一番。勝てば獲得賞金は12億円超。年間G13勝で年度代表馬選出は確実だ。そしてその勲章を引っ提げ、来年には、いよいよ満を持して海外遠征のプランも。馬の体調次第だが、春のドバイ、秋の凱旋門賞などが候補だ。

 まさに夢舞台。昨年は3着に終わりながらも、代表曲「まつり」を熱唱。今年はもちろん勝利の凱歌を上げ、弾みをつけるつもり。クリスマスの夜。サブちゃんサンタが、大きな夢と希望と感動を届ける。

提供:デイリースポーツ

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