「
有馬記念・G1」(25日、中山)
過去10年で2勝、2着3回と活躍している牝馬勢。今年は3頭がエントリー。
宝塚記念を制した
マリアライトは今回が引退レース。牝馬初の“宝塚&有馬V”へ向けて態勢を整えている。
有終Vへ-。昨年4着の
マリアライトが
グランプリの舞台で大逆転劇を演じる。
前走の
エリザベス女王杯は1角で外から寄られて落馬寸前のアク
シデント。それでリズムを崩したのか、勝負どころの行きっぷりがひと息。直線では懸命に前を追ったが6着まで。「運がなかったですね。幸い、ダメージらしいダメージもなく、順調に来ています」と久保田師は笑顔を見せる。
勝った勢いでチャレンジした昨年とは違う臨戦過程になったが「昨年は一戦一戦が勝負で、
有馬記念は予定になかった。今年は秋3戦。
有馬記念を視野に、逆算してやってきました。その分、昨年より順調ですよ」と説明する。
牡馬とも互角に渡り合ってきた。3走前の
宝塚記念では
ドゥラメンテ、
キタサンブラックを撃破。「決めたローテをしっかり使える。大したものです。この中間も落ち着いているし、大丈夫です」と愛馬の頑張りをたたえれば、主戦の蛯名も「いつも一生懸命走ってくれる」と信頼を寄せている。
これがラストラン。苦楽をともにしてきた伊坂助手は「感謝しかないですね。順調だし、昨年と遜色のない状態です。まずは無事で。それだけですよ」と最高の仕上げで送り出す構えだ。
提供:デイリースポーツ