25日(日)に行われる第61回
グランプリ有馬記念(GI)に出走する
マリアライト(牝5、美浦・
久保田貴士厩舎)について、追い切り後の
久保田貴士調教師のコメントは以下の通り。
「
エリザベス女王杯は去年勝っているレースですし、牝馬同士でぜひ勝ちたいレースだったのですが、不利があったり、色々な事があって、ちょっと運がなかったのかなと思います。目一杯走ってきていないようで、息遣いも
宝塚記念の後のように一生懸命走ったあと、という感じではなくてすぐに息が入っていたので、あまり走っていない感じでした。
秋の初戦はちょっとズブさが見えるところがあったので、
エリザベス女王杯に向けてはそのあたりを意識して体も少し絞りつつ仕上げていましたが、
有馬記念に向けては現状をいかに維持していくか、ということを主題にしてきました。最終追い切りは、のびのびと馬の気持ちに任せて走らせることと、勝負どころでの反応、そして反応してからどれくらい勢いが続くか、を主眼に置いたのですが、体を大きく使って走れていましたし、満足いく仕上がりですね。
1000万条件を勝った時のパフォーマンスが非常に良くて、大きい舞台を目指して行きたいな、というきっかけを掴んだのがこの中山2500mでしたからね。去年も挑戦して悪い内容ではなかったですし、この馬には合っていると思います。
(去年は枠順抽選で最初に引いて、大外枠)去年は鬼門の枠が当たりましたが、今年はあれ以上悪くならない訳ですから。仮に去年と同じ枠になっても、あまり気にはしていないですね。
(ラストランを迎えて)ファン投票で5位に支持して頂きましたし、それだけ皆さんの期待があるんだなということを感じています。まずはレースに向けて良い状態で送り出して、あとは蛯名騎手にバトンタッチするだけです。レースに向けて、やれることをしっかりやっていきたいと思っています。
ファン投票で5位に選んでいただけて、本当にありがたいです。
マリアライトはこれが最後のレースですが、皆さんの記憶に残るレースをしたいと思っています。ぜひ、現場で応援していただけたらありがたいです」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI