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キタサンブラック武豊「ベストを尽くして勝ちたい」/有馬記念共同会見

  • 2016年12月21日(水) 19時20分
キタサンブラックに騎乗予定の武豊騎手

――ファン投票1位、北島オーナーの馬での出走です。
武豊 素晴らしい馬で出走できるので、ひじょうにワクワクしています。

――前走のジャパンカップから振り返ってください。
武豊 馬の状態もすごくよかったですし、いいレースができました。ひじょうに強い内容だったと思います。コンディションのよさも伝わってきました。スタートもよかったので先手をとって、ひじょうにいいペースで走れましたし馬も気持ちよさそうにしていました。いい展開だな、と思っていました。ラストまでしっかりしていましたし、ひじょうに乗っていても強いな、と思いました。

――今回はコンビ6戦目、当初から印象は変わっていますか?
武豊 はい、いい方に変わっています。初めて乗せていただいた頃より明らかにパワーアップしていると思います。いままでは勝ったレースでもあまり着差がなかったんですが、(ジャパンカップでは)初めて着差をつけて圧勝しましたね。

――北島オーナーの隣で「まつり」を聞くのは2回目だったと思いますが?
武豊 ひじょうに役得だな、と思いました。

――いよいよグランプリ、中山2500mというのは武さんにとっては(キタサンブラックと挑むのは)初めてですが?
武豊 キタサンブラックにとってはいいんじゃないでしょうか。あまりコースとか気にならないタイプの馬かな、と思います。

――ライバル関係は?
武豊 さすが、今年を代表する馬たちが集まりましたね。

――最後にひとこと。
武豊 本当に多くのファンの方々から支持されている馬ですし、その馬に騎乗できるということは一番幸せなポジションだと思っています。僕自身もこの馬とコンビを組めたことは大きかった。今年最後のレースですし、ベストを尽くして勝ちたいなと思います。

キタサンブラックを管理する清水久詞調教師

――今朝の調教の指示を教えてください。
清水 指示は上がり重点ですね。ゴール前だけ追いました。動きはモヤでまったく見えませんでした。

――体は先週の段階で仕上がっていたんでしょうか?
清水 はい、いい状態でずっときていましたんで。

――前走と比べて、状態は?
清水 ほぼ同じ状態でいけると思います。

――この中間はいかがでしたか?
清水 何事も心配ないですね。順調にきています。

――前走のジャパンカップを振り返ってください。
清水 想像以上に強かったですね。ゲートさえしっかり出ればああいうかたちになると思っていたんですけど、1〜2コーナーで単騎で行けましたんで。その時点で『あぁ、ヨシヨシ』というかんじでしたね。1000m(通過)は想像以上にゆっくりでしたんで、なおいいかんじで逃げてるな、というふうに見えましたね。直線半ばで数頭きているのが見えたのでどうかな、と思っていたんですが。ゴール前でまた突き放してくれました。想像以上に強い競馬をしてくれました。

――さらに力をつけた印象でしたか?
清水 はい、京都大賞典よりさらに強くなりましたね。

――有馬記念の舞台は中山2500mですが?
清水 何も心配していないです。中山には何度も行っていますしね。

――相手関係は?
清水 そこはあまり考えないように。この馬自身をいい状態に仕上げるのが僕の仕事なんで。相手関係はあまり考えないようにしています。

――枠順の希望は?
清水 やはり内目のほうがいいですね。

――有馬記念宝塚記念に続いてファン投票1位での出走となります。
清水 ありがたいですね。それだけ多くの方々に応援していただいているので、期待に応えられるようにいい結果を出したいと思います。

(取材・写真:花岡貴子)

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