「
有馬記念・G1」(25日、中山)
人気はなくとも軽視は禁物だ。
アドマイヤデウスは21日、栗東CWで最終リハ。5Fからゆったり運び、直線では少し仕掛けただけで上々の伸びを見せた。竹之下助手は「しまいはしっかり反応していました。雰囲気も気合乗りもいいです」と胸を張る。橋田師も「テンをスローで行って、直線を伸ばす指示。前走と変わらずいい状態だね」と声を弾ませる。
前走の
天皇賞・秋は6着。「流れが向かなかった」と師は振り返ったが、特筆すべきは
キタサンブラックに首差迫った2走前の
京都大賞典だ。以前はほぼ坂路オンリーだったが、今秋はCWでも追い切りを敢行。その効果が表れたのだろう。「冬場で体を絞る目的と、坂路ばかりだと行きたがるようになるから」と師は意図を明かす。
昨年7着に敗れた舞台に、指揮官は意気込みを新たにする。「体調はすごくいいから。内めでロスなく立ち回ってくれれば」。暮れの中山で起こす大番狂わせ。その準備は整った。
提供:デイリースポーツ