土曜日(12/24)、阪神競馬場で行われる
阪神C(GII・芝1400m)に出走する各馬について、関係者のコメント。
イスラボニータ(牡5・美浦・栗田博憲)について、栗田調教師。
「今週(12/21)の追い切りは、時計よりも反応を確かめたいと思っていました。
ゴーサインを出した時の反応が良かったですね。併せ馬の相手を追い抜いていく時も、素軽く良い動きでした。前走(
マイルCS・GI・2着)も状態が良かったのですが、今回も良さそうです。スピードはありますから、1400mの距離も心配していません」
ロサギガンティア(牡5・美浦・
藤沢和雄)について、大江原調教助手。
「前走(
毎日王冠・GII・11着)の1800mはこなせないこともないですけど、1400mの方がレースはしやすいでしょう。馬体に硬さもないですし、昨年同様、良い状態で出走できそうです。昨年勝った実績のある舞台で、好レースを期待しています」
グランシルク(牡4・美浦・
戸田博文)について、戸田調教師。
「
NHKマイルC(GI・5着)で1番人気になったように能力のある馬ですが、3歳時は折り合っているようで伸びきれないことがありました。今はだいぶ落ち着きが出てきましたし、3歳時にも乗ってくれて、ここ2戦も乗っている戸崎騎手も、馬込みでも折り合って、道中
リラックスして走れるようになったと言っていました。
前走(
奥多摩S・1600万下・1着)で終い良い脚を使えたのもその分だと思いますし、競馬の仕方もだいぶ覚えてきました。肉体面もしっかりした体付きになって、腰回りにも幅が出てきました。今回は昇級戦ですが、元々期待していた馬ですし、良い状態で臨めそうなので、強いメンバー相手にどれだけやれるか期待しています」
トウショウドラフタ(牡3・美浦・
萱野浩二)について、萱野調教師。
「先週は少しモタモタしていましたが、今週の追い切りは素軽い動きでした。前走(オーロC・OP・13着)は出遅れて折り合いを欠いてしまいましたが、そのあたりがスムーズならまた違うでしょう。いろいろな競馬場で走っているので輸送も心配ないですし、右回りも大丈夫です」
サクラゴスペル(牡8・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「馬は元気ですし、体が硬くならず年齢も気にならないですね。今週(12/21)は、予定より早い時計でしたが、それだけ具合が良いのでしょう。競馬が上手な馬なので、テン乗りでも心配ありません。輸送があるので、体重を維持できていればと思います」
スノードラゴン(牡8・美浦・
高木登)について、高木調教師。
「
スプリンターズS(GI・5着)後、
阪神Cまでは間隔が開くこともあり、
マイルCS(GI・17着)を使いました。以前よりもスタートが出るので、マイル戦だと前の方に行ってしまいましたが、それがあったにしても負けすぎの感があります。1400mの距離も少し微妙かなと思いますが、脚を溜める競馬をして違った結果が出ればと思っています」
(取材・写真:佐々木祥恵)