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【有馬記念】ヤマカツエースは今が旬 “金”杯&“金”鯱賞の覇者が大金星狙う

デイリースポーツ
  • 2016年12月23日(金) 06時00分
有馬記念・G1」(25日、中山)

 今年を表す漢字が“金”ならば、この馬にも出番があってしかるべきだ。2枠4番のヤマカツエース。21日に行われた枠番抽選で、主戦・池添は迷わず「G」のボールを選択した。「金杯金鯱賞のゴールドで」。今年、エースとともに挙げた勝ち鞍を口にすると、期待に胸を膨らませながら開封。紙には願ってもない理想のナンバーが書かれていた。

 4番枠はグレード制導入の84年以降で最多5勝を挙げる好枠だ。息子の引きの強さに、父・池添兼師も表情をほころばせる。「内が欲しいと思っていたからね。初めての2500メートルの距離が問題になるが、道中うまく内でロスなく運べれば」と意欲をのぞかせた。

 金鯱賞快勝から中2週での参戦。22日の朝は最終追い切り翌日とあって馬場入りはせず、厩舎周りの引き運動で汗を流した。前走で回復した馬体の張りをキープしているのは頼もしい。「具合はすごくいいよ。この時季が合っているんでしょう。馬体重は現時点で516キロ。輸送で減っても490キロ台で出走できそうだね」と師。陣営の思い通りに仕上げは進んでいる。

 池添の進言によって参戦が決まったグランプリの舞台。相手は強いが望むところだ。年始の中山金杯を制した4歳馬が、暮れの中山で大金星を狙う。

提供:デイリースポーツ

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