「
有馬記念・G1」(25日、中山)
昨年覇者
ゴールドアクターの最終調整は24日、美浦坂路を1本。僚馬との縦列調教の2頭目に入り、4F69秒6-17秒5を計時した。ゴール前では先頭に並びかけようとする気合。それでも、手綱を引かれるとすぐに従い、落ち着いた。
気温は6度。スタンド前に上がってくると、既に息も整い、白い鼻息も目立たない。中川師はじっと見つめたあと、取材陣に囲まれて静かに語った。「いつも通りですよ。やれることは全てやった。馬も落ち着いている」。柔和な師も、大勝負を前にして自然と気合がみなぎる。
ジャパンCは下見所からイレ込み、直線は伸びあぐねたが、今度は輸送も短くなる。馬体は絞れ、気持ちもコントロールできたままここまで来た。態勢万全。刻一刻と迫る決戦を待つ。
提供:デイリースポーツ