「
阪神C・G2」(24日、阪神)
ゴール前の息詰まる攻防。
ミッキーアイルをとらえ、先頭に立った
イスラボニータを
ターゲットに外からブルーの勝負服が襲いかかる。世代交代を告げるかのような末脚を一閃(いっせん)。
マイルCSの銀メダリストをパスして、3歳馬
シュウジがG2タイトルを奪取した。
川田は「スタートがあまり良くなかったので、リズムを取りながら、かみ過ぎないように
リラックスして、という気持ちで運びました。1400メートルでこれだけの競馬ができたことは収穫でした」と声を弾ませた。メンバー最速タイの上がり3F34秒8の末脚を発揮し、09、10年に連覇した父
キンシャサノキセキとの父子制覇を決めた。
「1400メートルは微妙かと思っていましたが、これだけの脚を使ってくれましたからね。来年はまず
高松宮記念(3月26日・中京)を目標にしっかりとやっていきたい」。管理する須貝師にとっても大きな収穫となった。
昨年9月の
小倉2歳S以来となる待望の勝利はス
プリント王へとたどりつくための羅針盤。その針はもう桶狭間を指し示している。
提供:デイリースポーツ