欧州12ハロン戦線の古馬の中核として16年のシーズンを送り、3つのG1を制したポスト
ポンド(牡5、父ドゥバウィ)の、来季の現役続行が公式発表され、同時に、来季の始動戦が今季同様にドバイとなることが判明した。同馬を管理するロジャー・ヴァリアン調教師が、23日(金曜日)に明らかにしたものだ。
現在のポスト
ポンドは、軽めながら毎日乗り運動を行っており、1月末頃から調整のピッチを上げる予定。そして今季同様、シーズン最初のレースは3月5日にメイダンで行われるG2ドバイシティオヴゴールド(芝2410m)になる模様で、その後は、3月26日のG1
ドバイシーマクラシック(芝2410m)に向かう予定だ。
今季のポスト
ポンドは、ドバイから欧州に戻った後、
エプソムのG1コロネーションC(芝12F10y)を制覇。次の目標としていたアスコットのG1
キングジョージ6世&クイーンエリザベス2世S(芝12F)は、呼吸器系の疾病のためレース当該週に回避したものの、ヨークのG1インターナショナルS(芝10F88y)で復帰し、シーズン3度目・通算4度目のG1制覇を達成。シーズン最終戦となったG1
凱旋門賞(芝2400m)は5着だった。
17年の欧州におけるローテーションも、16年とほぼ同様のものとなる予定のポスト
ポンドを、ブックメーカー各社は17年の
凱旋門賞へ向けた前売りで、13〜17倍のオッズを掲げて4番人気前後としている。
(文・合田直弘)